片付けしながら宅浪生

古家を掃除しながらゆったり受験勉強

お坊さん来訪

久々の更新。生活リズムが崩壊したため暫く書く時間と気力がなかった。

 

先日、母の従兄弟にあたる親戚が訪ねてきた。祖母の家系は代々寺の住職で、この人はその寺の現住職である。と言っても服装はベージュのズボンに白いTシャツ、その上に青いシャツで、髪も短くはあるが普通である。浄土真宗ということもあるからだろう。40代で元気な娘も二人いる。こっちに来て2週間以上経っているからコロナを移す心配もないだろうということで数年ぶりに会った。

 

その後ドライブをしながら色々話した後、トンカツ屋に行った。自分が文学部志望で哲学系に興味があると聞いて色々仏教の話をしてくれた。その話一つ一つが面白かった。

 

その中で1つ印象に残っているのは、ヴィクトール・フランクルの「夜と霧」の話だ。その人は京都の仏教系の大学で学んでいた時に、教授からこの本を勧められたらしい。仏教や宗教のあり方というのがわかるという。本人曰く、同じようなことに関する授業よりもこの本の方が腑に落ちたという。そこから時々西欧の宗教や哲学のことも少しづつ学び始めたらしい。

 

西田幾多郎のように日本の仏教と西洋哲学を結びつけるようなことはあるということは知っていたが、実際に仏教関係者が西洋のものを取り入れて伝道をしていることが意外だった。

 

大学では宗教学も学んでみたいと思っている。それがさらに楽しみになった。