片付けしながら宅浪生

古家を掃除しながらゆったり受験勉強

音楽への憧憬

裁縫室の片付けがようやく一区切りついた。

祖母が大量に貯めていてゴミに出し切れない瓶やペットボトル、その他私には取捨選択ができなかった物は残したが、大量の布類などのゴミ(ゴミ袋20袋近かった)を出し切った。片付いた部屋の写真は後日別の記事に載せようと思う。

 

そして次に取り掛かるのは音楽室だ。祖母は元々高校で音楽の教師をしていて、教材や楽譜、楽器にレコード等が山のようにある。レコードの再生機やスピーカー、レコードの大半は既に処分してあるのだが、それでもまだかなりの量がある。しかも退職してからほとんど立ち入っていないらしく、埃まみれでアレルギー持ちの私にはかなり酷である。
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だが、色々面白いものもたくさんある。

取り掛かった初日にトランペットとオーボエ(又はクラリネット)、1960年代発売のカメラが2つと専用のシャッター、見栄を張って買ったのであろうフランス製の小銭入れ等々、ワクワクするものも沢山出てくる。中でもレコード類は多くを既に処分したものの面白いものが多く、500枚限定輸入のモーツァルト大全(なんと原価36万円)、大昔のホームミュージック大全、各音楽家ごとのレコード集等かなりのコレクションだ。紛失等により、完全に揃っているレコード集は少なく商品価値自体は小さいが、レトロな雰囲気が漂って「いい感じ」である。f:id:matsuten10:20210822193253j:image

私は小1から中3までピアノは習ってはいたが、親譲りの不器用(特に左手)で難しい曲は弾けなかった。そのためクラシック曲はきらきら星変奏曲がギリギリ弾けるか弾けないか程度で、簡単にアレンジされた映画音楽や合唱曲伴奏ぐらいしか練習していない。それさえ弾ければ学校ではチヤホヤされるので問題はなかったが、クラシック曲への漠然とした憧れはあった。何曲か弾いてみようとはしてみたものの、指が全く回らず憧れは憧れのままに終わった。

 

今は受験勉強と片付けで音楽鑑賞どころでは無いが、その2つが終われば音楽等の芸術にも足を突っ込みたい。音楽や絵画が「解る」ことに小さい頃から憧れがある。昔の教養人のステータスシンボルとして、「哲学・文学・芸術」があったからなのかもしれない。何より私がずっと行きたいと言っているヨーロッパは芸術の中心地だ。その文化と歴史にどっぷり浸かれるほどの教養は持ち合わせておきたいものである。