久々の (料理回)
ここに来てしばらく経つが、実はその間、作るのを避けてきた家庭料理がある。
みんな大好きカレーである。
漏れなく自分も好きなのだがあまり作りたくなかった。単に色々と面倒だからである。ここに来てからの料理は手間は少なく、でも見た目は美味しそう、というものを狙ってきた。野菜ももやしなどを多用し、一食につき切る材料は1つあるかないかくらいである。それに対してカレーは人参、じゃがいも、玉ねぎと切らないといけない材料が多い。さらに炒める時間煮込む時間等を合わせると面倒この上ない。食べたあともそのしつこい汚れを落とすのはかなり手間である。
それでも久々に作った。理由は簡単、食べたい欲が出たからだ。それでも普通のカレーを作るのはどこか物足りない。そこで目をつけたのが人参そのまんまカレーだ。その見た目のインパクトと、人参が余っていたことから作ってみた。
作り方は簡単。ご飯と一緒にヘタをとって縦半分にした皮付き人参を炊く。炊き上がったら人参をバター(マーガリンで代用)で焼き目をつけ、人参抜きで作ったカレーをかけて完成。
久々に食べたので結構美味しく感じた。
なお、鍋に加え、人参の匂いがついた炊飯器の洗浄が大変だったのは言うまでもない。それでも2日分くらいの調理の手間が省けたことを差し引いたらかなりよかったとは思う。