片付けしながら宅浪生

古家を掃除しながらゆったり受験勉強

閉幕に向けて

ぼちぼち京都に帰る目処が立ってきた。10月中に帰ることになると思う。

山口に来てもう5ヶ月になった。5ヶ月で成長したかというとそうでもない。むしろ退化したと言っても過言ではない。精神的に苦しくなり、勉強はおろか、生活すらもまともにできない時期が続いた。徐々に回復しつつはあるが、まだ完全復活とまではいかない。ここに来なかった方が受験勉強は捗ったとは思う。

 

そもそも浪人という行為自体、かなり意義の薄いものだと思っている。他の人が3年で済ませられる過程をわざわざ1年延ばしてやり直す。しかもその時期に蓄えた知識が役に立つかと言われても、はっきりとそうだとは言えない。その1年を充実させる人も多数いるとは思うが、現役で合格した人達に比べるとその意義は必然的に薄くなる。

 

その1年に価値を付加するべく、この生活を始めた。ここでの生活で得たものも沢山あったが、失ったものも同じくらいある。最終的に「志望校合格」を目指す浪人生という身分からするとその失ったものはあまりにも大きかった。その代償として手に入れたものがどれ程のものかはもう少し年月が経たないと分からない。

 

せめて失ったものを出来るだけ取り戻し、かつここで得られるものを出来るだけ得てから帰れるように、残りの約1ヶ月を使っていきたい。