片付けしながら宅浪生

古家を掃除しながらゆったり受験勉強

再来

ヤツがまたやって来た。

 

と言っても今回はGではない。

キッチンから物音がした。外が土砂降りの雨のためしばらく気が付かなかったが、確かにコンコンと食器の音がする。恐る恐るキッチンにいってみると、こちらの音を察知するや否やすぐに奴はキッチンの奥の隙間に逃げ出した。

 

そう、ネズミである。

ここに来た当初にチラッと見て記事にもしたが、しばらく見なかったからもう消えたのかと思ってゴキブリ対策に専念していた所である。幸い、ゴキブリはホウ酸ダンゴの効果か見ることは減ったのだが、ネズミの方がタチが悪い。

ネズミの皮膚には病原菌が大量に付着しており、下手にネズミが触れた食品や食器を使うとこちらの体調を崩しかねない。

 

だが、ゴキブリと違い、どこか奴らに愛着を持ってしまうのである。10センチほどの体に小さく丸い目。もはや人間に駆除されないように進化したと言ってもいい見た目である。調べたところハツカネズミの仲間らしい。写真を撮ろうと試みたが、人間の気配を感じたらすぐに逃げるため、失敗に終わった。

 

だが人間の生活を守るためにも、ネズミたちにはこの家から出ていってもらうしかない。とりあえず対策方法を調べると、毒餌やネズミホイホイ、殺鼠剤など、残酷な方法が次々に出てきた。昆虫を殺せても、哺乳類を殺すのは流石に気が引ける。調べたところ忌避剤などがあるようだ。とりあえずそれで出て行ってもらって、近所を彷徨いてる野良猫にでも駆除はお願いしよう。